ほとんど見えない

〈今読んで欲しい本〉
この本の中の「両手の中に顔を埋めよ」に出てくる一文にあるような、"なにごとも想定どおりにならないことを誰も気にかけていない"というようなスタンスの湿り気のない平面的な広がりが全体を覆っている。

その淡々とした様相は、わたしたちの想いとは裏腹に生まれたら死ぬという決まりがあるのだという当たり前をしめしてくれているように感じられる。その当たり前の決まりの上にばら撒かれた無数の言葉を読むことの安心感。
「わたしの病気の隠れた美しさについて」は今の世界のように思われた。皮肉、不条理、虚無。怒りや悲しみをどこにぶつけてよいのか分からない今に、1番良い温度で側にいてくれる本だと思う。
そして著者のマーク・ストランドは4月11日が誕生日。ぎりぎり誕生日に投稿できた…!
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『ほとんど見えない』

マーク・ストランド
森郁夫訳

¥ 1,980

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